脂肪代謝を強化するガチ・ユル走を調べてみた
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こんにちは
NHKのランスマで紹介されていた「ガチユル走」を調べてみました。
「ガチ・ユル走」とは
ガチ・ユル走とは筑波大の鍋倉教授が提唱しているトレーニングです。高強度の全力走の「ガチ」と持続走の「ユル」を合わせたトレーニングです。このトレーニングを行うことで脂肪を使いやすい体になるそうです。
脂肪代謝の重要性
マラソンに限らず運動ではエネルギーが必要です。基本的にはエネルギー源は糖と脂肪になります。糖は体に貯められる量が限られているので、糖ばかり使うと終盤にエネルギー切れとなり失速につながります。そこで脂肪代謝を高めることで、脂肪を優先的に使える体にすることでエネルギー切れを防いで、レース終盤のペースダウンを避けるスタミナを身に付けることができます。
練習方法
練習方法は簡単です。
1.1kmのウォーミングアップ走(必ず体を暖めること)
2.1kmの全力走×2本(ガチ)
3.7kmのジョギング(ユル)
ガチのポイントは「息が上がるまでペースアップする」ことです。全力走をすることで、体の中に脂肪が使われやすい状態をつくるのが目的です。脂肪を分解してエネルギーに変えるアドレナリンが分泌されます。2本の間で水を補給してもいいですが、糖の含まれた飲み物を飲むと糖を使ってしまうので厳禁です。
ユルではかなりゆっくりとしたジョグを行います。ゆったりとしたジョグで分解された脂肪のエネルギーが使われ始めます。ユルのポイントは一度下げたペースを上げないことです。ペースを上げると糖を使ってしまうので注意です。
ガチユル走の注意点
全力走の前のウォーミングアップは忘れずに行いましょう。
低血糖にならないように糖の少ない早朝は避けましょう。
ガチユル走の効果
ランスマでは、スマイルランナーのりさっちこと高樹リサさんがガチユル走を行っていました。りさっちは1か月で週2回、計8回のガチユル走でマラソンの適正なペースが8分30秒/kmだったのが、6分30秒/kmまでアップしました。短期間でかなりの成果がでていました。驚きです。
まとめ
脂質代謝を上げるためには、LSDや30km走などの長距離などを行うのが従来のトレーニングでした。ガチユル走はLSDや30km走の代替トレーニングに十分使えそうですし、短い時間でトレニーングできそうです。