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真夏の「低ナトリウム血症」について調べてみた

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こんにちは

 

真夏の暑い中スポーツをされる方もいらっしゃるでしょう。真夏の炎天下でのランニングなどの運動では、熱中症や脱水症状を考えて水分補給をする人がほとんどだと思います。この水分補給を一歩間違えて大量に水分を取りすぎると「低ナトリウム血症」に陥る可能性があります。

低ナトリウム血症とは

低ナトリウム血症とは必要以上に水分を取りすぎたり、汗によって体内の塩分が体外に出されて体内の塩分が不足してしまうと血液中のナトリウム濃度が著しく低くなってしまうことです。軽度では症状はほとんど現れませんが、中度になると倦怠感や吐き気、筋肉がつるなどの症状が現れます。重度になると意識障害や呼吸困難の症状が出て、脳浮腫や腎不全を起こし、最悪の場合は死亡する例もあります。運動時以外でも心不全や糖尿病、腎不全などでも発症します。

運動時に起きる低ナトリウム血症は「運動関連低ナトリウム血症(EAH)」と呼ばれ、水分の過剰摂取で起きます。いわゆる「水中毒」です。EAHはマラソン、トライアスロンラグビーアメリカンフットボールなどで発症の報告例があります。ハイキングやホットヨガのような身近で軽度な運動でも報告例があります。マラソンやハイキング、アメリカンフットボールでは死亡例もあります。

スポーツドリンクは有効か

水分と塩分補給にはスポーツドリンクを飲む方も多いと思います。スポーツドリンクのNa濃度は10~38mEq/Lで血液の濃度の136~145mEq/Lよりも低く、大量に発汗した場合のナトリウム補給には十分な濃度とは言えず、むしろ低ナトリウム血症を促進してしまう濃度といえます。ただし軽い短時間の運動程度では十分と言えます。

防ぐためには

水分補給のタイミングは米国のガイドラインでは「のどが乾いた時だけ飲む」ことが示されています。このことでEAHを防ぐだけではなく、脱水を起こすこともなくなるようです。

運動時にはどんどん水分を補給することが進められてきましたが、バージニア大学のマイケル・ロスナー氏によれば体重の2~3%程度の脱水であれば運動のパフォーマンスは落ちないそうです。

また、塩分濃度を高めにした特製のドリンクを作成して飲むことも有効です。最後に日本経済新聞の特集記事に掲載されていた筑波大の長田道夫教授によるスペシャルドリンクを紹介します。

1Lのペットボトルに850mLの水を入れ、ボトルのキャップ1杯よりやや少なめ(5〜6g)の食塩を混ぜる。さらにキャップ5〜6杯の砂糖を加え、150mLの好みのジュースを足す。これで通常の汗のナトリウム濃度の5分の4程度にはなる。砂糖とジュースが 入っているので飲みやすく、吸収速度も速い。吸収効率をさらに上げるには重曹(炭酸水素ナトリウム)やクエン酸ナトリウムを使う。もちろん、これは炎天下 でのランニング用で、ふだん飲むものではない。

引用:日本経済新聞 朝刊 2016年5月27日

 

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