GARMIN ForeAthlete 230J、235J、630J、735XTJを比較してみた
こんにちは
GPSウォッチの最大手のガーミンですが、新製品が多く出ています。
ガーミンのHPページの仕様からGARMIN ForeAthlete 230J、235J、630J、735XTJの機能の比較してみました。
各項目を見ると、一番の違いは光学式心拍計の有無でしょう。235Jと735XTJには光学式心拍計がついていますが、230J、630Jにはついていません。
230J、630Jではオプションの心拍計を使うことで心拍数を測ることができます。
本体サイズやディスプレイには大きな差はありません。
重量は最大で4g程度の差なので大きな差ではないようです。
稼働時間は光学式心拍計のある235J、735XTJでやや短くなっています。
注意したい点は、測定には胸部の心拍ベルトのハートレートセンサー HRM-RunもしくはハートレートセンサーTriが必要な項目があります。630J、735XTJで測定できるアドバンスドランニングダイナミクス、乳酸閾値、パフォーマンスコンディションの各項目はハートレートセンサー HRM-RunまたはがハートレートセンサーHRM-Tri必要になります。
ForeAthlete 230J | ForeAthlete 235J | ForeAthlete 630J | ForeAthlete 735XTJ | |
---|---|---|---|---|
本体サイズ | 45 x 45 x 11.7 mm | 45 x 45 x 11.7 mm | 45 x 45 x 11.7 mm | 44.5 x 44.5 x 11.9mm |
重量 | 41 g | 42 g | 44 g | 40.2 g |
ディスプレイ | 直径 1.23インチ(31.1mm)/ 215 x 180ピクセル | 直径 1.23インチ(31.1mm) / 215 x 180 ピクセル | 直径 1.23インチ(31.1mm) / 215 x 180 ピクセル | 直径 1.23インチ(31.1mm) / 215 x 180 ピクセル |
稼働時間 | トレーニングモード(GPS+GLONASS):約12時間 | トレーニングモード(GPS+GLONASS):約9時間 | トレーニングモード(GPS+GLONASS):約12時間 | GPS+GLONASS+光学式心拍計:約10時間 |
防水機能 | 50m防水 | 50m完全防水 | 50m防水 | 50m完全防水 |
加速度計 | ○ | ○ | ○ | ○ |
光学式心拍計 | ○ | ○ | ||
カラーディスプレー | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動ポーズ | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動ラップ | ○ | ○ | ○ | ○ |
自己ベスト | ○ | ○ | ○ | ○ |
バーチャルペーサー™ | ○ | ○ | ||
心拍数ベースのカロリー計算 | ▲ | ○ | ○ | ○ |
消費カロリー | ○ | ○ | ○ | ○ |
スクリーンカスタマイズ | ○ | ○ | ○ | ○ |
ワークアウト | ○ | ○ | ○ | ○ |
VO2Max | ▲ | ○ | △ | ○ |
リカバリーアドバイザー | ▲ | ○ | △ | ○ |
予想レースタイム機能 | ▲ | ○ | △ | ○ |
ランニングダイナミクス | ▲ | △ | ||
接続機能 | ○ | ○ | ○ | ○ |
ステップ数 | ○ | ○ | ○ | ○ |
自動ゴール | ○ | ○ | ○ | ○ |
ムーブバー | ○ | ○ | ○ | ○ |
睡眠モニター | ○ | ○ | ○ | ○ |
ペースアラート | ○ | ○ | ○ | ○ |
Connect IQ | ○ | ○ | ○ | ○ |
アドバンスドランニングダイナミクス | ▲ | △ | ||
ストレススコア | △ | △ | ||
乳酸閾値 | △ | △ | ||
パフォーマンスコンディション | ○ | ○ |
出典:ガーミンHPより
△ ハートレートセンサー HRM-RunまたはハートレートセンサーHRM-Tri使用時
▲ ハートレートセンサー HRM-Run
真夏の「低ナトリウム血症」について調べてみた
こんにちは
真夏の暑い中スポーツをされる方もいらっしゃるでしょう。真夏の炎天下でのランニングなどの運動では、熱中症や脱水症状を考えて水分補給をする人がほとんどだと思います。この水分補給を一歩間違えて大量に水分を取りすぎると「低ナトリウム血症」に陥る可能性があります。
低ナトリウム血症とは
低ナトリウム血症とは必要以上に水分を取りすぎたり、汗によって体内の塩分が体外に出されて体内の塩分が不足してしまうと血液中のナトリウム濃度が著しく低くなってしまうことです。軽度では症状はほとんど現れませんが、中度になると倦怠感や吐き気、筋肉がつるなどの症状が現れます。重度になると意識障害や呼吸困難の症状が出て、脳浮腫や腎不全を起こし、最悪の場合は死亡する例もあります。運動時以外でも心不全や糖尿病、腎不全などでも発症します。
運動時に起きる低ナトリウム血症は「運動関連低ナトリウム血症(EAH)」と呼ばれ、水分の過剰摂取で起きます。いわゆる「水中毒」です。EAHはマラソン、トライアスロン、ラグビー、アメリカンフットボールなどで発症の報告例があります。ハイキングやホットヨガのような身近で軽度な運動でも報告例があります。マラソンやハイキング、アメリカンフットボールでは死亡例もあります。
スポーツドリンクは有効か
水分と塩分補給にはスポーツドリンクを飲む方も多いと思います。スポーツドリンクのNa濃度は10~38mEq/Lで血液の濃度の136~145mEq/Lよりも低く、大量に発汗した場合のナトリウム補給には十分な濃度とは言えず、むしろ低ナトリウム血症を促進してしまう濃度といえます。ただし軽い短時間の運動程度では十分と言えます。
防ぐためには
水分補給のタイミングは米国のガイドラインでは「のどが乾いた時だけ飲む」ことが示されています。このことでEAHを防ぐだけではなく、脱水を起こすこともなくなるようです。
運動時にはどんどん水分を補給することが進められてきましたが、バージニア大学のマイケル・ロスナー氏によれば体重の2~3%程度の脱水であれば運動のパフォーマンスは落ちないそうです。
また、塩分濃度を高めにした特製のドリンクを作成して飲むことも有効です。最後に日本経済新聞の特集記事に掲載されていた筑波大の長田道夫教授によるスペシャルドリンクを紹介します。
1Lのペットボトルに850mLの水を入れ、ボトルのキャップ1杯よりやや少なめ(5〜6g)の食塩を混ぜる。さらにキャップ5〜6杯の砂糖を加え、150mLの好みのジュースを足す。これで通常の汗のナトリウム濃度の5分の4程度にはなる。砂糖とジュースが 入っているので飲みやすく、吸収速度も速い。吸収効率をさらに上げるには重曹(炭酸水素ナトリウム)やクエン酸ナトリウムを使う。もちろん、これは炎天下 でのランニング用で、ふだん飲むものではない。
引用:日本経済新聞 朝刊 2016年5月27日
スペシャルドリンクに添加してみてはいかがでしょうか?
GARMIN ForeAthlete735XTJ を調べてみた
こんにちは
GARMIN ForeAthlete735XTJが2016年7月15日(金)に発売されます。ForeAthlete735XTJはトライアスロン向けのGPSウォッチになります。
色はミッドナイトパープルピンク(MidnightPurple Pink)とブラックグレイ(BlackGray)の2色です。
機能
前作のForeAthlete920XTJの機能と先日発売されたForeAthlete235Jの機能を持ち合わせたモデルとなっています。「HRM-Run」もしくは「HRM-Tri」を組み合わせることでアドバンスドランニングダイナミクスの機能を使用できます。アドバンスドランニングダイナミクス機能は、上下動、上下動比、歩幅、ピッチ、接地時間、GCT(接地時間)バランスの6種類が計測可能です。また、ForeAthlete235Jと同様に光学式心拍計が搭載されており、胸バンドなしで心拍計測ができるようになっています。GARMINのフラッグシップモデルとしてふさわしい機能が満載です。ForeAthlete735XTJの稼働時間はForeAthlete920XTJと比べると光学心拍計の分だけ短くなっています。
ForeAthlete735XTJ (ウルトラトラックモード+光学式心拍計) : 約21時間
ForeAthlete920XTJ(ウルトラトラックモード): 約38時間
ForeAthlete735XTJ のGPSとGLONASSと光学式心拍計での計測では約10時間なのでフルマラソンは十分な稼働時間です。ウルトラマラソンではやや厳しいかもしれません。
トレーニング終了時に「回復に必要な時間」をアドバイスするリカバリーアドバイザーやVO2Maxの簡易計測も可能です。その他に乳酸閾値(LT値)、FTP(機能的作業閾値)も測定できますが、HRM-RunもしくはHRM-Triが必要になります。
バイク・スイムの計測も改善されており、Gセンサーを使用してスイムストロークの計測ができます。バイクはパワーセンサーの「VectorJ」と組み合わせることで、サイクリングダイナミクスに対応しています。50mの完全防水機能もあります。
まとめ
先日発売された630Jにはなかった光学式心拍計が搭載されており、簡単に心拍数の測定が可能です。しかし、アドバンスドランニングダイナミクス、乳酸閾値(LT値)、FTP(機能的作業閾値)は胸バンドの「HRM-Run」もしくは「HRM-Tri」がないと測定ができません。フルで機能を発揮するには「HRM-Run」と「HRM-Tri」を使用しないといけないのが欠点です。しかしHRM-Triは水中でも心拍数を計測できるので、水泳やトライアスロンを行う方には必要なオプションになります。
ForeAthlete735XTJは、上級者もしくはトライアスリート向けのGPSウォッチになります。アドバンスドランニングダイナミクスまでは必要のない方は心拍数が測れるGARMIN ForAthlete 235Jでも機能的には十分でしょう。
経口補水液とスポーツドリンクの違いを調べてみた
こんにちは
暑い季節になってきました。ランニングするにも水分補給が欠かせない季節です。
水分補給はスポーツドリンクで行う方が多いと思いますが、経口補水液で行う方もいるかもしれないです。スポーツドリンクと経口補水液の違いは何でしょうか?
結論から言えば、成分が違います。糖分が多いのがスポーツドリンク、電解質が多いのが経口補水液になります。
電解質とは
スポーツドリンク、経口補水液ともに電解質を含んでいます。電解質とは水に溶けているイオンを指します。主な電解質はナトリウムイオン(Na+)、カリウムイオン(K+)、マグネシウムイオン (Mg2+)、カルシウムイオン(Ca2+)、塩化物イオン(Cl-)になります。電解質は発汗時に失われるため、運動時に大量に発汗した際には補給が必要になります。
スポーツドリンクの特徴
電解質や糖分を含んでおり、飲みやすいように味がついています。スポーツ時や日常の水分や電解質の補給に適しています。経口補水液と比較して、糖分が多く、電解質が少なくなっています。
経口補水液の特徴
経口補水液は素早く水分や電解質を体内に吸収できるよう成分を調整しています。スポーツドリンクと比べると電解質が多く、糖分が少なくなています。脱水症状や下痢やおう吐発熱に伴って脱水になりやすい時に飲むのが適しています。
水分の補給はスポーツドリンクよりも経口補水液の方が優れていますが、日常の水分・電解質補給ではスポーツドリンクで十分です。
通常の水分補給はスポーツドリンク、脱水症状時・下痢やおう吐発熱に伴う脱水症状には経口補水液が向いています。
【続報】仙台30Kの詳細発表を見てみた
こんにちは
仙台30Kの詳細がホームページで発表となりました。
いつの間にか公式ホームページができていました。
日時は前回発表同様の2016年9月24日(土)になります。9月の下旬なので涼しくなってきてはいますが、その日の天気によっては暑さ対策も必要かもしれません。
会場は広瀬川八本松緑地公園になります。仙台市営地下鉄南北線の「長町1丁目駅」で降りて徒歩で約10分の場所になります。
コースは広瀬川の河川敷になり、片道5kmのコースを3往復する予定です。
スタートは10:00なので朝は早くなく遠方からも参加できそうな時間です。
定員は650人とやや少なめです。
エントリーは6月24日から8月10日までですが定員が少ないので、早めにエントリーした方が無難です。参加料はエントリーの期日によって異なり6月24日~7月22日までが4,000円、7月23日以降は5,000円です。
大会にはペースメーカー(4分15秒/km、4分30秒~7分/kmまで30秒ごと)が付くので目標のペースを保って走りやすくなっています。
東北初の30Kシリーズですが、これを期に定着してほしいです。
【続報】栃木30Kの開催場所が決定したので調べてみた
こんにちは
30kmのマラソンの大会である栃木30Kが2016年11月5日(日)に開催との情報は以前にお伝えしました。
さらに開催場所が決定したとの情報がFacebookページに出ていました。いつの間にか栃木30Kの公式Facebookページができていました。
開催場所は真岡市の井頭公園( http://www.park-tochigi.com/igashira/ )になります。定員は500名でエントリー開始は6月下旬になる見込みです。定員がやや少なめですが、ストレスなく走れる人数のようです。すぐに埋まる可能性も大ですね。エントリー日時はチェックして早めにエントリーしたいものです。
真岡市の井頭公園は10月開催の真岡井頭マラソン、12月開催のはが路ふれあいマラソンのスタートゴール地点にもなっています。アクセスは車であれば北関東自動車道の真岡インターチェンジから約8分です。最寄り駅の真岡鉄道、真岡駅からバスにのりますが最寄りのバス停(大内西小学校前下車)から徒歩30分もあるので、車で行く方がよさそうです(シャトルバスが出れば別ですが)。井頭公園には熱帯や高山の植物、鳥、爬虫類、蝶などを観察できる「花ちょう遊館」がありますし、自然豊かな公園なので走り終わったあとでも楽しめそうです。井頭公園に隣接して真岡井頭温泉があり、マラソンの後に汗を流すこともできそうです。
栃木30Kに加えて、「真岡井頭マラソン」と「はが路ふれあいマラソン」も参加を検討されてはいかがでしょうか?
第33回真岡井頭マラソン
開催日 2016年10月2日 (日)
種目 10km , 4km , 2km
エントリー期間: 2016年6月1日(水) ~ 2016年8月8日(月)
第3回はが路ふれあいマラソン
開催日 2016年12月18日 (日)
種目 10km , 4km , 2km
エントリー期間: 2016年8月6日(土) ~ 2016年9月6日(火)
第26回仙台国際ハーフマラソンに参戦してみた
こんにちは
2016年5月8日に第26回仙台国際ハーフマラソンに参戦しました。
3度目になる仙台国際ハーフマラソンでしたが、序盤のランナー渋滞でうまくペースが上げられず、結果はいまいちでした。走ってみたこの大会のポイントをいくつか挙げてみます。
エントリー
仙台国際ハーフマラソンは年々人気が増している大会です。以前はエリートランナーの大会でしたが、2012年の第22回大会から一般市民も参加できるマラソンとして生まれ変わりました。人気があるのでエントリーは年々熾烈になっています。第26回大会のネットからのエントリーはわずか26分で締め切りとなりました。第25回大会の締め切りはエントリー開始から1時間55分だったので、人気は急上昇しています。このエントリー合戦に勝てなければ出場はできません。
エントリー締め切りまでの時間
第26回 26分
第25回 1時間55分
第24回 2日
第23回 約2週間
ネットのエントリー以外にも抽選の枠もありますが、もしかすると今後エントリー方法が変更になる可能性もあります。
レースのポイント
序盤
仙台国際ハーフマラソンは参加者が約1万人のマンモス大会です。参加者が多いと最初の出だしでランナー渋滞になります。この大会も序盤は渋滞します。特に3km位までの新寺通りは狭いのでなかなか前には出られません。東二丁目通りに出ると一気に車線が広がるので、少し我慢して車線が広がってからペースを上げたいです。アップダウンは序盤の1km位にやや大きな上りがありますが、大したことはないです。全体的には少しづつ上っていますが、ほとんど気にならない程度です。3から4kmで左折して青葉通り入ると道が狭くなります。広瀬川にかかる大橋でちょうど5kmです。大橋を越えると青葉山のややきつい上りに入ります。青葉山の上りには伊達武将隊が待ってます。ここを越えて1km位走ると、定禅寺通りに入ります。
中盤
定禅寺通りに入ると応援が多くなります。木陰もできてひんやりして走りやすいです。雀踊りが迎えてくれます。ここまでくると少しランナーがばらけてきて序盤より走りやすくなります。折り返し地点を抜けて2km位で青葉通に戻ります。青葉通からは下っていきます。下り坂でややペースが上がるので注意が必要です。12から13kmの新寺通ではやや急な下りがあるので、スピードがあがるので、この後のペースが乱れないように注意しましょう。ゴールの陸上競技場の外側を周ると15km地点です。
終盤
15kmを過ぎ左折すると陸橋の大きな上りと下りが待っています。陸橋を越えるとほとんど平坦になり、単調なコースになります。単調な上に体力が落ちてきているので、なんとかペースを落とさないように気を付けます。卸町は応援の数もやや少なくなりますが、17.6kmの卸町の折り返しを越えるとブラスバンドの応援が待っています。最後の気力を振り絞るところです。最後の難関は20km手前からの陸橋の上りです。一度越えた陸橋をもう一度上って下ります。体力も限界の最終盤には、かなりきつい上りです。陸橋を下る途中で20km地点です。あとは競技場へと坂を利用してラストスパートです。楽天のスタジアムの横を通り抜けて競技場に入り、競技場のトラックを4分の3周位走ればゴールです。
まとめ
- エントリー合戦に勝つ
- レース序盤は渋滞するので、車線が広がってからペースを上げる。
- 中盤は下りでスピードが上がるので、ペースを乱さないように気を付ける。
- 終盤は陸橋の上り下りを越えると単調になるのでペースのキープを心がける。最終盤の20km付近の陸橋の上りを堪えられるかがポイントです。